会長あいさつ
日頃より切削油技術研究会(以下、切技研)の活動をご支援いただき、御礼申し上げます。
切技研は企業の壁を越え、現場に立脚した切削加工技術者の集団として、1954年(昭和29年)に創立された純然たる民間組織です。
一貫してその時代のニーズを取り上げ、それぞれの現場で得た知識・ノウハウを持ち寄り、共同で調査・研究を重ねています。
その成果を毎年末に開催する総会で広く皆様に報告するとともに、「穴加工皆伝」、「研削加工皆伝」、「切削油剤ハンドブック」、「ミーリングハンドブック」などの刊行物によってお役に立つべく努力を重ねています。
日本のものづくりは大きな転換期を迎えています。
最先端を行く技術が花盛りです。
しかし、それらの成否を左右するものは現場に根を張った技術であり、切削加工技術者の役割はさらに重要性を増していると考えております。
運営委員・専門委員一同が現場に密着した課題に向き合い、相互に切磋琢磨しながら一層の研鑽を積んで参る所存です。
皆様のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。
切削油技術研究会
会長 村上靖典